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1つ選択する形式とした。信頼度、効果、満足度は程度を5段階に分け、1つを選択する形式とした。質問票の最後には、今後の研究に寄与する意見を期待して、自由意見欄をもうけた。なお、資料として質問票を添付するので詳細は実際の質問票を参考とされたい。

 

結果

 

1. 回答率
回答率は残念なことに著しく低く、500人中13名にすぎなかった(回答率2.6%)。回答者はすべて女性、年齢は24−42才(平均32.8才)であった。回答率があまりに低いため、今回は解析は行わず、実数の集計のみとした。

 

2. 調査の結果
1)回答看の属性
表1に回答者の属性を示す。前述のようにすべて女性で20代が3名、30代が8名、40代が2名であった。回答者の医療保険は国民健康保険が1名、健康保険(いわゆる社保)が9名であった。調査時において、健康問題を有していた者は7名、なかった者は6名であった。
2)民間療法への関心度
表2は健康問題と民間療法への関心度、実際の利用経験をみたものである。この表からは健康問題の有無と民間療法への関心度は両群にほとんど差がない。しかし、実際の利用経験は健康問題を有する者の方が多くなっている。
3)実際に利用した民間療法の内容
表3に利用したことのある民間療法を示す。7名の回答者から18種類の民間療法が回答された。一人当たりの回答数は2.6であったが、実際の利用数は1−5種類で、1種類の利用看は3人、複数種類の利用者は4人であった。民間療法の内容は伝統医学に端を発すると考えられるものが7、最近でてきたと思われるものが11であった。伝統医学由来のものでは、生薬が6とほとんどを占め、ドクダミ、ユリ根、カリンなど、

 

 

 

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